2022-01-01から1年間の記事一覧
あなたが無くなったのは今に始まったことではない 神経科学と脳科学 鈴木裕著 人は埋めれつきネガティブである。生存するためには、警戒心の強い人ほど生き残ってきた。だから人は遺伝子としてネガティブだ。また、人は瞬時に物語をつくっている、どんどんと…
震災と希望と人情商店街 須田泰成著 2011年3月11日東日本大震災による大津波が、石巻市にあった木の屋石巻水産の缶詰工場を壊滅させた。工場跡地に埋まっていた何万という泥まみれの缶詰を、震災前からつながりのあった世田谷の経堂の町に運ばれ、磨…
童門冬二 以前から落語に興味がありというか、上司で魅力のある何人かが落語は面白いと言っていたのが頭の片隅にあり、たまたま立川談志さんの本を探していたところ、この本に出合った。童門冬二さんは講演を聞いた縁もあり、歴史的人物を現代の人物に置き換…
自分らしい生き方を貫く 人生上出来と思いながら生きていく 桑原晃弥著 人はやたらと他人と自分を比べたり、他人からの評価を気にしてしまう。樹木希林さんは、小学生時代、人と比べなくていいんだとということに気づいて、人と自分を比べなくなった。それが…
三浦しをん著 三浦しをんさんが書く書評。書評を書き始めた身としては参考になればという思いと、新しい本との出会いがあればとワクワクしながら一気に読んだ。一番最初は女工哀史に萌えるとあり、小学生、しかも女子が女工哀史を愛読している話から。つらい…
坂田ミギー著 インパクトある題名に負けず劣らずの破天荒な旅経験。アフリカ、南米、チベットなどあまり人がいかないところ、その中でも、誰もができない経験、何日もかけてモンゴルの遊牧民に会いに行くなどあきらめずやり抜く、そして、そこに人との出会い…
村上春樹著 この本は何なんだろう。村上春樹さんの自伝的回想録なのか?赤裸々にその時その時のことが刻まれている反面、猿が人間の言葉を話し酒を酌みかわすところがあるなど、村上春樹ワールドといえばそれまでだが。 何冊かエッセイなども読んだが、やっ…
中央集権打破への突破口 吉村洋文 松井一郎 上山信一著 言わずもがなの日本維新の会の面々。 大阪の府市二重行政の問題点を過去の歴史から学べ、その中で大阪維新の会の発足から抵抗勢力とどのように戦い、大阪メトロのような成果を上げてきたが綴られている…
河東哲夫著 プーチン大統領の写真とともにインパクトのある題名が目に留まり読んだ。 ソ連、ロシアの歴史、そこで生きている人々を知り尽くした筆者ならではの歴史観は一見のもの。4月に書かれてから、約半年どう動いてくのか注目。 ソ連崩壊、ロシアの独立…
植村直己著 植村直己さんの山と出会い、そして5大陸最高峰のすべてを登頂するまでを描いたもの。お金がなくても情熱さえあればなんとかなる。それも並外れた情熱。破天荒ともいうべきもの。植村さんの挑戦の原点が記されている。時には出会った女性との恋も…
一生手放せない絵。一生忘れられない恋 原田マハ著 これも2回目。中国現代アート画商の女性のストーリー。女性は自分をしっかり持っていてずば抜けて美人ではないが、雰囲気のある、杏里を思い出させるイメージがある。貧乏画家の父を持ち、その才能を引き…
~12000日の回り道で見つけたもの 岡島つよし 天王寺らくどくスクールで異彩を放っていたオカジーの本。 33歳まで孤独で友達をつくることなく育ったオカジーがしゃべり方教室、楽読スクール、心理学教室などの経験から心を開いて、今ではたくさんの友…
職場の人間関係に悩む、全ての人へ 北野唯我著 2回目。VOICYの本の紹介コーナーでこの本の話が出て、こんなんやったっけ。紹介する人がうまいのか?私の読みが浅かったのか?これはもう一度読まないといけないと思い早速読んだ。 要約すると、人には領…
吉井仁見著 ずばりアート思考とは、問いであると筆者はいう。アーティストは問いを見るものにあるいは社会に投げかけます。この問いをアート作品から感じられるようになるとアート鑑賞がもっと楽しくなります。 また、問を感じ取って自分なりに新しいものの…
自分を生きるためのひきこもり=ソロ活のすすめ 浜松医科大学名誉教授 高田明和著 今までひきこもりの本は数冊読んできたが、これほどポジティブに書いてあり、そしてその背景、理由を明確にわかりやすく書かれた本は類を見ない。著者自身も長くうつで苦しん…
10の思い込みを乗り越え、データをもとに世界を正しく見る習慣 ハンスロスリング著 高等教育を受けた人の方が、チンパンジーよりも正解率が悪い。それほど思い込みが強い10の事例を解説してくれるもの。世界の見方が改めねばと思わせてれた一冊。 ①分断…
ゆるゆるマイノリティライフ 大原扁理著 何もしない生き方。必要最低限の生活。常にあれもこれも、やらないといけない。すべきという生活をしている私としては、ひかれる題名。 お金が無くなれば介護の仕事をして、お金がたまれば働かず、家でゆっくりと生活…
森村誠一著 60歳で小説家になるという題名、しかも森村誠一さんが書いているのに興味がぐっと魅かれ読んだ。今までの経験を活かせばだれでも小説家になれるというものだが、そんなわけはなく著書の経験を通した小説家の極意に触れることができる。 可能性…
働く君に伝えたい本物の教養 池上彰監修 行動経学についてわかりやすく具体的な事例をもとにわかりやすく書かれている。 何冊か行動経済学の本を読んだ後なので、容易に理解できるもの。そもそも池上さんの本は分かりやすいので、その部分も大きいと思慮。 …
人生が豊かになりすぎる究極のルール ビル・パーキンス 児島修訳 鴨頭さんがVOICYでおすすめの一冊として紹介してくれていたもの。 衝撃的な一冊だった。 エリザベスは、85歳で亡くなったとすると13万ドル分の資産を使わないことになる。これは13…
好きで稼ぐ100種の副業を紹介 中野貴利人著 そろそろ定年。そのままこの会社で働くのか、他のことにチャレンジするのか、自分にできることを探るために手に取った本。 こんな仕事が片手間にできるのか?そもそも本業で食べていくのが一握りなのにと思った…
最先端のセイバーメトリクスが明らかにしたもの 鳥越規央著 久々のブルーバックス。統計学を学びたくて野球を元に学べるならわかりやすいんじゃないかと手に取った。 セイバーメトリクスとは、野球においてデータを統計学的見地から客観的に分析し、選手の評…
夏目漱石著 何年振りだろう。単身赴任先まで一緒に来ていてずっと前から気にはなっていたが、他に読む本がいっぱいあったので読んでなかったが、今週は事情があって家を出られず、本のストックがついたこともあり読んだ。 3回目。ところどころしか記憶にな…
たったひとりのストライキ マレーナ&ベアタ・エルンマン、グレタ&スヴァンテ・トゥーンベリ著 グレタの環境への意識創生から学生デモ、それが世界的な動きへとどうなっていくかが書かれている。環境問題をしっかりまずは勉強しないと恥ずかしくなった。 問…
終わり笑えばすべてよし 弘兼憲史著 弘兼さんの人生の後半戦の本は何冊か読んだが、この本も気さくに読めた。結構弘兼さんと感覚は近いかもしれない。 辞世の句が、まっいいか。これでピンときた次第。 その他、老いるもりっぱん成長、人生計画より明日の締…
離れた暮らす親のために今できること 如月サラ著 本の題名がインパクトがあったので読んだ。私の父も危うく孤独死させるところでもあったので。母親の入院に気がなっているのと、何となく合えば口論する父とは距離をとっていたこともあり、父が死んでいるこ…
村上春樹著 村上春樹さんの本を出るたびに購入していたころ、この本が出た時の読んだきりで再度読んでみた。記憶がどんどんよみがえる。多崎つくるという人物に親近感がわいてくる。もともと人と接するのが苦手なつくるが、高校時代名前に赤、青、黒、白がつ…
今村邦之、川端翔太郎著 就活ひきこもり者の就職支援を行っているUZUZの代表者が書いた本 大学受験でつまづいている息子のヒントになればと読んだところ、ひきこもりを抜け出すきっかけは強烈な焦りというのが印象に残った。 ①年齢の節目に(例えば25…
プロフェッショナル仕事の流儀スペシャル NHKプロフェッショナル制作班 以前、取材したプロフェッショナルに数年後改めて取材したもの。 星野リゾート代表、リンゴ農家・木村明則氏、エルピーダメモリの元代表・坂本幸雄氏など複数のプロフェッショナルが…
世界史と時事ニュースが同時にわかる 祝田秀全監修、長谷川敦著 大航海時代から東西冷戦までをシーパワーとランドパワーの国に分け、その争いの必然性、なぜその国が強かったのかを分かりやすく解説。 現状の各国の思惑もその歴史の延長上、地政学の観点から…