とりあえず1000冊読んでみる

人生の幅を広げるために1000冊読んでみる。軌跡を残すためのブログです。

464冊目:色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

村上春樹

村上春樹さんの本を出るたびに購入していたころ、この本が出た時の読んだきりで再度読んでみた。記憶がどんどんよみがえる。多崎つくるという人物に親近感がわいてくる。もともと人と接するのが苦手なつくるが、高校時代名前に赤、青、黒、白がつく4人と仲良くなり、でも少し自分だけ色がついていないことに違和感を感じつつ、大学は自分だけが東京へ。そして突然、皆から絶交を申し渡させる。

半年、死を求めてさまよい余計なぜい肉をそぎ、鋼の精神(?)をまとい別人へと生まれ変わるが、人との付き合いがどこかで距離をおいてしまう。そこに年上の彼女が現れ、過去のことをすっかりと話をしてしまい、なぜ自分が絶交されたのかを確認するために、赤、青、黒を訪れ、確認するうちに新たな真実が、

最後のその彼女とどうなるのか?どきどきした感じで終わる。ああ、前もこんな感じで彼女とハッピーエンドを迎えてほしかったのにと思ったのを思い返した。