485冊目:旅がなければ死んでいた
坂田ミギー著
インパクトある題名に負けず劣らずの破天荒な旅経験。アフリカ、南米、チベットなどあまり人がいかないところ、その中でも、誰もができない経験、何日もかけてモンゴルの遊牧民に会いに行くなどあきらめずやり抜く、そして、そこに人との出会いがある。これを読むだけで世界が広がる、旅に出たくなる。
さらに、全部さらけ出しましたという文体はぶっ飛んでて本当に面白い。ただ、なんでもござれではなくて、守るべきところは貞操含めてしっかりと守っている。大胆に見えても乙女な心のうちが吐露されていたり、行動とのギャップにどんどん引き込まれていく。最後はハッピーエンド、うれしい気持ちで本を閉じることができ幸せな時をくれたと、著者に感謝。