469冊目:統計学が見つけた野球の真理
久々のブルーバックス。統計学を学びたくて野球を元に学べるならわかりやすいんじゃないかと手に取った。
セイバーメトリクスとは、野球においてデータを統計学的見地から客観的に分析し、選手の評価や戦略を考える分析手法だそう。
投手、打撃、守備、走塁を数値化するうえでの考え、実際に選手に当てはめた場合どうなるかを具体的に書いているので、わかりやすく理解が進む。
ただ、一つ一つは理解ができるが、これを総合したうえで、評価していったり戦略につかうとなるとビックデータとの活用やAIによる解析が必要なんだろうと感じる。
各論では、大谷の二刀流が、ホームラン王のゲレーロjrと比べてどっちがいいかを数字で表すなど興味深いところもあった。
総じて、それぞれの考え方を数字で表し、それが式に表れているので、それを理解していくもので、統計学というよりは数学的な考えを学んでいくものと感じた。