とりあえず1000冊読んでみる

人生の幅を広げるために1000冊読んでみる。軌跡を残すためのブログです。

445冊目:LIFESHIFT2

100年時代の行動戦略 アンドリューススコット・リンダグラットン著

 

LIFESHIFT1では、人生100年、今までの教育、仕事、余生という3ステージでは、仕事の期間が伸びること、また余生を楽しむために健康はあるがお金がないなどの不安。今のような会社に入るまでの教育でいいのかなど、人生100年と考えた時にいろいろなものが変わってくる、マルチステージへの移行が必要というメッセージだった。

2では、テクノロジーの進展が加わって、仕事がAIにとって代わるのではないか、さらに世の中全体が長寿へと向かう不安が付きまとっている世の中。

ただ不安だと過ごすのではなく、もっと未来に目を向けて、自分の将来どうなっていきたいかを考え、それをストーリーに落とし込み、現実味もって取り組んでいくことが重要と思った。

マルチステージへの移行に際しては、今まで属していた仲間との関係性も変わり、自身のアイデンティティも変えていかなければならない。これって結構勇気のいることで、変わることへの勇気と対応能力が、結局一番重要なんだと思った。

現在56歳、将来に不安は確かにあるけど、不安に対して何にも行動できていない。ともすると、現在の仕事にアップアップの状況に満足しているところもある。

自分に何ができるかと大それたことを考えるのではなく、もっとハードルを下げて、いくつかのストーリーを考えながら具体的に動いていこうと思った。複利の考え方も示されていたが、早く取り組むことが大事。今の自分にマッチした刺激をくれた本であった。

 

文中に掲載されていたダライ・ラマ14世の言葉が刺さったので下記に残しておく。

人は金を稼ぐために健康を犠牲にし、健康を取り戻すために金を犠牲にする。

また、未来を心配しすぎるあまり、現在を楽しめない。その結果、現在を生きることも未来を生きることもできなくなっている。そして、自分の命が永遠に続くかのように日々を漫然と生き、真の意味で生きることがないまま死んでいく。