とりあえず1000冊読んでみる

人生の幅を広げるために1000冊読んでみる。軌跡を残すためのブログです。

473冊目:60歳で小説家になる

森村誠一

60歳で小説家になるという題名、しかも森村誠一さんが書いているのに興味がぐっと魅かれ読んだ。今までの経験を活かせばだれでも小説家になれるというものだが、そんなわけはなく著書の経験を通した小説家の極意に触れることができる。

可能性は0でなく、こうやってブログを書いている身としては、60歳までに1000冊の本を読んでブログを続けていれば、ひょっとしてと期待がもて、勇気づけられた一冊。森村さんの生き方がまたかっこいい、あこがれるものでもあった。いい年を取りたい。

472冊目:池上彰の行動経済学入門

働く君に伝えたい本物の教養 池上彰監修

 

行動経学についてわかりやすく具体的な事例をもとにわかりやすく書かれている。

何冊か行動経済学の本を読んだ後なので、容易に理解できるもの。そもそも池上さんの本は分かりやすいので、その部分も大きいと思慮。

改めて、人間は心理により行動を左右される生き物。特に利得のうれしさより、損失による悲しみの方が大きいは覚えておきたい。

一つ一つの定義など覚えられないので、たまに読んで思い返すのが大事と思った。

471冊目:DIE WITH ZERO

人生が豊かになりすぎる究極のルール 

ビル・パーキンス 児島修訳

 

鴨頭さんがVOICYでおすすめの一冊として紹介してくれていたもの。

衝撃的な一冊だった。

エリザベスは、85歳で亡くなったとすると13万ドル分の資産を使わないことになる。これは13万ドル分の経験を逃がしてしまったことになる。この13万ドルを稼ぐために2年半ただ働きをしたことになる。これがこの本の言いたいこと。

だから死ぬ前に金を使ってしまえ。

いましかできないことに、惜しみなく金を使え。さよなら、蓄えるだけの人生。

この本を読んで、死ぬまでにやってみたいことリストをつくろうと思った。

 

残すべき言葉。

人生で一番大切な仕事は思い出作り。あなたが誰であるかは、毎日、毎週、毎月、毎年、さらには一生に一度の経験の合計によってきまる。

金から価値を引き出す能力は年齢とともに低下していく。だから若いうちに。

時間は金よりもはるかに希少で有限だ。

時間をつくるために金を払う人は、収入に関係なく、人生の満足度を高めることができる。

470冊目:副業のアイデア辞典

好きで稼ぐ100種の副業を紹介 中野貴利人著

 

そろそろ定年。そのままこの会社で働くのか、他のことにチャレンジするのか、自分にできることを探るために手に取った本。

こんな仕事が片手間にできるのか?そもそも本業で食べていくのが一握りなのにと思ったのが作家など。描いたりつくったりするのは全くできないので対象外。とすると書くこと、体を動かくすこと。書くのは好きだけど、このブログのように自由に書いている分にはいいが、人から読まれるためにだったらまだまだ不足。掃除などは好きだが、そのコミュニティに入っていけるかなどなど一長一短。

結論としては、キャリアコンサルタントは少し興味あり。書くことはもっとこのブログをどうしたいか考えないと。体を動かすのはボランティアの経験をつんでから。

ボランティアはその日の体調が悪く、コロナ禍ということもあってやめたが、やる土壌はある。これはやっていこう。ブログもこの試行錯誤しながらもうちょっと。キャリアコンサルタントは今実施ているU-DEMYでないのか見てみよう。

意外と自分の身近にも世界が広がっていることが分かった。もう一歩。

469冊目:統計学が見つけた野球の真理

最先端のセイバーメトリクスが明らかにしたもの 鳥越規央

 

久々のブルーバックス統計学を学びたくて野球を元に学べるならわかりやすいんじゃないかと手に取った。

セイバーメトリクスとは、野球においてデータを統計学的見地から客観的に分析し、選手の評価や戦略を考える分析手法だそう。

投手、打撃、守備、走塁を数値化するうえでの考え、実際に選手に当てはめた場合どうなるかを具体的に書いているので、わかりやすく理解が進む。

ただ、一つ一つは理解ができるが、これを総合したうえで、評価していったり戦略につかうとなるとビックデータとの活用やAIによる解析が必要なんだろうと感じる。

各論では、大谷の二刀流が、ホームラン王のゲレーロjrと比べてどっちがいいかを数字で表すなど興味深いところもあった。

総じて、それぞれの考え方を数字で表し、それが式に表れているので、それを理解していくもので、統計学というよりは数学的な考えを学んでいくものと感じた。

468冊目:こころ

夏目漱石

 

何年振りだろう。単身赴任先まで一緒に来ていてずっと前から気にはなっていたが、他に読む本がいっぱいあったので読んでなかったが、今週は事情があって家を出られず、本のストックがついたこともあり読んだ。

3回目。ところどころしか記憶になく、読み進むにつれて思い出す。最初に読んだのは18歳か19歳の浪人生の時。あの時ほどの感慨はなく、純粋さがなくなっているのだろうか、逆に冷静にその状況を分析しながら読んだという感じ。

先生も主人公もいわばプータロー。明治から大正にかけてのこのころは裕福さゆえにできることであったが、いまも昔もドロップアウトした人(傷ついた人)の心情は同じで、人間の弱さもかわってないのか。

自己満足の世界で奥さんのことは考えれないのか?これが戦前の夫と妻の在り方なのでだろうか?などなど、若いころに読んだのとは違う感想を持つ。

もう当面読むことはないだろう。

467冊目:グレタ

たったひとりのストライキ

マレーナ&ベアタ・エルンマン、グレタ&スヴァンテ・トゥーンベリ著

 

グレタの環境への意識創生から学生デモ、それが世界的な動きへとどうなっていくかが書かれている。環境問題をしっかりまずは勉強しないと恥ずかしくなった。

問題意識から、精神が壊れ、そして立ち上がっていく、その強さは誰にも止めることができない。発達障害だからではなく、信じる力の強さを感じた。