とりあえず1000冊読んでみる

人生の幅を広げるために1000冊読んでみる。軌跡を残すためのブログです。

549冊目:自己啓発をやめて哲学をはじめよう

その絶望をどう扱うのか 酒井穣 著

 

自己啓発は大事。ここでいう自己啓発は自分で自発的にするものではなく、周りから刺激を受けてやるもの。自己啓発は内面に焦点をあてて、足りないものを得ようとする。だから求めているのは自己承認。自己承認をもとにしているといつまでたっても不安は続く。ない人は不安を抱かないが、持っている人こそ、それがなくなるのを恐れ、自己承認を得るためにせっせと自己啓発を行う。踊らされているとも知らず。

哲学は外に焦点をあて、知ること、それがなぜそうなっているのか、自然の摂理に焦点をあてるため、自己承認などどうでもよくなる。

いいえて妙。確かに、自分に焦点をあてると考えは小さく、いつもできたかどうか、周りと比べてどうかばかり見ている。これじゃ不安になるのは当り前。この本も自己啓発の一種なような気もするが、いっていることは納得感があるため、外に焦点をあて考えてみようと思う。

548冊目で読んだ、自分の意見で生きていくとは、自分の意見を持つ大事さという点でつながりがあり、立て続けに読んだのは私が求めていることだと感じた。