とりあえず1000冊読んでみる

人生の幅を広げるために1000冊読んでみる。軌跡を残すためのブログです。

390冊目:「嫌いっ!」の運用

 

脳科学者 中野信子さんの本

そもそも好き嫌いの感情は、人間として生きていくうえで必ずついて回る。ならば、嫌

いという感情をしっかり理解して、戦略的に利用することに目を向ければ、他人との付き合いが楽に、かつ有効なものとなると説く。嫌いという感情はどのように形成されるのか?を脳科学的に分析し、嫌いの効用と戦略運用術を成功者の事例を交えわかりやすく解説してくれている。また、嫌いな人との付き合い方、家族に対する嫌悪感、自己嫌悪との向き合い方も具体的に指南してくれ、即実践したくなるものであった。

以下に頭に残しておきたい内容を記す。

・嫌いから何かを生み出す。発明はあったらいいなだけでなく、不便、不快など嫌いを解消するところに多くのヒントがある。

・嫌いは好きよりも強く大きなパワーを持っている。振り回されないために嫌いを認めること。

秋元康さんは、嫌いな人と定期的に会うということを自分に課している。なぜ自分がその人を嫌いなのかを考える。そうやって、嫌いの理由を深堀することで、自分の好きなことや信念を発見できるのだそう。

・近い条件を持っているのに違うと嫌悪感が増大する。なぜ、A部長とB部長は動機なのにあんなに仲が悪いのだろう。

・人気ドラマに学ぶ嫌いな人への上手な伝え方。

 私はね、この世でお前のことが一番嫌いだ。だがバンカーとしての実力だけは認めてやる。

・自己嫌悪で悩む若者には、誰かと比較して鼓舞することはやめた方がいい。むしろ昨日の自分と比較してどれだけ成長したかを自覚させてあげるのがよいでしょう、