391冊目:悪魔とのおしゃべり
正しさなんてただの多数決。
さとうみつろうさんの本。神様とのおしゃべりでは大いに参考になるところがあり、今度はどんな話か強い期待の中で読んだ。
神様シリーズと内容は重複するところはあったものの、再認識、新たな気づきが多く600ページほどあるが一気に読めた。
全体を通しての感想は、頭に刻んでおきたい言葉を記した後に述べたい。気づきが多く、部分部分をつなぐ必要があるため。
・彼らはもっとよくなれると言う。そのすべてが今はよくないと言っているわけだ。現状をもう否定しているのさ。幸せを探している人が一番幸せじゃない。
私はもうできていると勘違いしなさい。私はもうなれていると勘違いしなさい。
→できたい、なりたいを手放せば、よりできている、なっている感覚になる。
・常にいつかを目指しているんだから、永遠にたどり着けないよ。
・やさしさという能力は、優しくされる人と優しくする人がいて初めて行使できる。1人では脳力は行使できない。要するに人間の脳力とは全てが、他人のためにあるのさ。
・悪い人は、あなたのために、あなたの目の前で悪いことをしているのだ。あなたに気づいてもらうために。
・人間は永遠に分かれない。それが宇宙からの最高のプレゼントだ。すべてを悟ったなら、そこで終わり。それ以上の成長はない。正しさが人間の可能性をつぶす。(正しいとは、それ以外のことはすべて信じないという宣言。
・要するに、私たちのこれまでの願いとは、全てが不満だったわけである。現状がありがたくないから、どうにかしてくれ、と願っていたのである。願いはすべて不足だった。そして、願い通りに不足が叶い続けた。その不足感を充足感へシフトするメソッドとして、願いの最後にただ、ありがとうを毎回入れる癖をつける。
ありがとう、幸せになりたいですとは言えない。から。
今後、なっている、できていると勘違いして生きよう。能力はすべて他人のためにある。自分の能力も他人の能力も。正しいことなんてない。願いは常にかなっているとありがとうという気持ちを持って、謙虚に生きようと思った。