とりあえず1000冊読んでみる

人生の幅を広げるために1000冊読んでみる。軌跡を残すためのブログです。

384冊目:ララピポ

奥田英朗の2冊目。

奥田英朗さんの面白さがわかってきた。もう1冊読みたくなった。

ララピポはa lot of peapleがそう聞こえたと書いてあり、まあ本当にいろんな人がいるわなというものと理解。対人恐怖症のフリーライター、NOといえないカラオケボックスの店員、AV,風俗専門のスカウトなどコンプレックスの塊の人物に焦点を当て、出てくる人物がそれぞれの章でつながっていくもの。あの人の行動はこういうことから起こっているのかの理解が読むうちに進み、どんどんひかれていく。コンプレックスを隠そうとしている人は不幸に、むしろコンプレックスのある自分を認めて、背伸びせず、生きている人はそれなりの人生を歩んでいるという人生の指南書にもなっている。