とりあえず1000冊読んでみる

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495冊目:一流の人はなぜ落語を聞くのか

立川談四楼

なぜ、一流の人は落語を聞くのか?私なりにこの本を読んで考えた。私の数少ない落語の経験からすると、まず観客をひきつけ、そこから話に入り、全体感を伝え、そして何人かの登場人物の様子、会話を伝え言いたいことをイメージ化、そして最後は落ち。一流の人ほど人前で話をする機会が多く、落語を聞くことで自分の話術をあげようとしているのではないか?そこまで考えてなくても、落語と自身の話を紐づけて考えているのではないか。そんなことを考えながらこの本を読んだ。

本書はまず何について伝えるか、そしてその事例として落語を紹介。そして人生訓へと続く形で書かれている。また立川談志さんの師匠像にも触れられており、落語を介しての人生訓となっている。