2022-12-11 512冊目:AX 伊坂幸太郎著 初めて、伊坂幸太郎さんを読む。 恐妻家の殺し屋が主人公。奥さんの日々の言動、ちょっとした対応を注意深く観察し、怒られないよう、雰囲気が悪くならないよう家庭生活を送りながら、一流の殺し屋として任務を遂行する対比が絶妙。深夜に帰宅をして、奥さんを起こさずお腹を満たすのはウィンナーと豪語する主人公がいとおしくなる。殺し屋をやめようして殺されてしまい、10年後に息子が深層にせまるシーンはハラハラする。もう少し、恐妻家であり愛妻家の主人公のならではの感動シーンがあるとよかった。