2023-01-07 523冊目:ラジオ・ガガガ 原田ひ香著 実在するラジオ番組に耳を傾ける人々の人生を切り取った哀歓5篇からなる。特によかったのは、自ら子供の世話にはならないと決め、ケアハウスで暮らすラジオ歴35年の老女は、伊集院光の深夜の馬鹿力に今も胸をときめかす。 息子3人、嫁2人の心情を客観的にみて、心理的距離を置けるのはラジオがあるから 人は本当に楽しめるものがあると強く生きていけるんだと感じた。