とりあえず1000冊読んでみる

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524冊目:スッキリした朝に変わる睡眠の本

寝ても寝ても疲れがとれない人のために 梶本修身著

 

これは寝ることの意識を根本から変えてくれる一冊。
睡眠の目的は眠ることではなく、前日までの疲れを完全に消し去ること。これがこの本の気づきのすべて。
疲れと疲れを回復する自律神経の中枢のかかわり、睡眠への影響をわかる。
悪い眠りの信号は、いびき、睡眠時無呼吸症候群など、血圧や血糖値が高い、うたた寝をよくする、ベットに入るとすぐ寝るなど、ええっと思うこともあった。
では、どうするか?いびきは医者に相談。肺への送る呼吸がしんどい証拠。本来、疲れをとるために寝ているのに、交換神経が稼働し、自律神経の中枢が疲弊している状況。
その他、実践的な内容で、入眠時間より起床時間を統一する。優しい光で目覚める。朝太陽を浴びる。朝食をとる。昼寝は20分以内、3時以降は厳禁。カフェインは5時間は残るものと考えよ。寝る直前の食事はダメなど。
特に印象に残ったのは、寝るとき以外はベットで寝そべらない。人は場所と行動をセットにして記憶するもの。ベットでスマホをいじったり、本を読んだりしていると、ベットはそういう場所と認識してしまう。ベットに入ると自然とスマホ、本のモードになってしまうとあり。
最後に寝れないときでも、目をつぶっていれば視覚情報が遮断され、脳への情報量がかなり軽減、疲れの回復に役立つ。眠ることにこだわるのではなく、脳を休めることにこだわるものだと締めくくられている。眠りの質を変えなければと痛感させられた一冊