とりあえず1000冊読んでみる

人生の幅を広げるために1000冊読んでみる。軌跡を残すためのブログです。

576冊目:藁を手に旅に出よう

伝説の人事部長による働きかたの教室 荒木博行著

 

イソップ童話、日本昔話を引用し、視点を変えて浮かびあがる示唆からのアプローチで働く上での必要な考え方を教えてくれる。なんのために働くのかに悩んでいる人など、現状に不安や不満を抱えている人はぜひ読むべき本。よく言われる目的と手段についてこれほど明確なわかりやすく示してくれる本もない。1回読んで気づきの多さにこの本と出会ったことに感謝。そして、すぐに読み返し、染み入るように頭に入ってきたのを感じた。寓話を使って読みやすく引き込まれていく。一気に2回読める逸品。

 

兎と亀と戦略的思考

 戦略的=時間軸の長さ×論点の多さ

 努力には、適したフィールドを選ぶ努力と、そのフィールドで頑張る努力の2種あり

論理と空気と裸の王様

 僕たちは常に、空気的な判断基準と論理的な判断基準の間にいる

 空気に負けないために論理を鍛えなければならない

 そのために、かつて空気に負けた経験を振り返って、今どうすべきか考える癖

未来予測とオオカミ少年

 ストーリーは違う立場から見れば必ず新しい示唆がある

 未来の予測がつかないときは、起きる可能性×起きた時のインパクトで整理

 起きる可能性が低いものは(起きてほしくないもの)インパクトを低く見積もりかち

働く意味と桃太郎

 モチベーションには、衛星要因と動機付け要因がある

 敵という分断の大義はエンドレスな分断を招くので注意が必要

 真の大義はどういう世界を実現したいかという世界観がベースになる

北風と太陽とマーケティングの本質

 プレゼンテーションとは目的と相手の間にあるギャップを埋めるための手段

 手段は目に見えやすいので真っ先に考えてしまうが、手段に執着すると自己満足

 マーケティングの本質は相手を理解すること、相手に憑依するぐらい考え抜く

わらしべ長者キャリアプラン

 強みなんて見つからなくても、マイクロスキルは誰にでもある 

 大事なことはそれらのマイクロスキルを組み合わせること

 付加価値があるかどうかを決めるのは相手次第。自分で勝手にあきらめない

 自分の人生は自分で決める覚悟を持つ。最後に判断するのは自分だ

野党思考と浦島太郎

 断片的で短期的な視点から正論を言うことを野党思考という

 野党思考に陥った人は、外に完璧な世界が在ると考えて深く考えずに理想を追求

 普段から自分が責任者だったらどうするかという与党思考で考える

アドラーの教えてとアリとキリギリス

 上司の課題を自分に取り込まない

 仕事はまず自分がどうしたいかをという一人称でかんがえる。組織の三人称は次

 一人称で考えるのは練習が必要。練習しなければ同じことの繰り返し

偏差値教とはなさかじいさん

 尺度が単一で上位にはいったものが偉いという価値基準を偏差値教と呼ぶ

 先ずは自分の人生を測る尺度は自分で考えるべき

ストック型人材とおおきなカブ

 出すべき成果を見定めて、そのための勝負のポイントを3~5に分解

 いきなり具体的な打ち手に行くと大抵抜け漏れが出る。抽象的な分解を意識

 人の成長は、経験の数とストック率に依存する。丁寧な振り返りが大事

あなただけにしかみえない未来とすてきな3にんぐみ

 リーダーとは自分だけにしか見えてない未来に向けて歩き始めている人

 リーダーは本質的、長期的で答えの出ない哲学的な問いに向き合わなければならない

目的のピラミッドとレンガ積み職人

 ネガティブケイパビリティとは答えのない状態をホールドする力。

 キャリアの問いに答えるには目的のピラミッドを作って、何が自分の最上位の目的か

 わかれば、あとはすべて手段になる。

575冊目:私には山がある 

大きな愛に包まれて 田部井淳子

いわずと知れた世界初の女性エベレスト登山家の自伝

田部井さんの人柄がにじみ出ている。飾らないところが呼んでて気持ちがよかった。

門を開けば新しい世界が開けているは私の挑戦心を掻き立ててくれた。

頑張らなくてもいいけど、自分を信じて扉を開けていこう。

574冊目:話が進む仕切り方

会議/プロジェクト/イベントを成功させるファシリテーションの道具箱

沢渡あまね著

さすが沢渡さんの本。本当にわかりやすくファシリテーションの極意がまとめられている。今回、workshopのイベントを開催にあたりざっと読ませていただいたが非常に参考になった。折の触れて読み返したい。

573冊目:私たちはどう働くべきか

池上彰

池上さんの温かさを感じた。優しくわかりやすく働き方、ポストコロナ後、AI時代の働き方についての考えを池上流に解説。これからの私のはたらき方を考えるうえで参考となった。

572冊目:ひよっこ社労士のひなこ

水生大海

社労士の仕事が具体的にわかる本。小説仕立てでわかりやすい。

就職に失敗、3年間派遣を経て社労士試験に合格。社労士事務所に勤め顧問先の問題を解決していく。小説も面白い。

571冊目:人を動かすファシリテーション思考

草地真著

ファシリテーションがいかに大事か、前半部分はアグリーしているのでどんどんとばして読んで後半がノウハウ編。ここはじっくり読んだ。

ファシが場を作っていく。そういう意味で最初が大事。

570冊目:武器は走りながら拾え!

高橋克明

大学中退、英語力ゼロ、海外旅行経験ナシ、憧れと衝動だけでNYに新聞社を作った男の行動メソッド。

何をおいても行動。言い訳を考える間があれば行動。行動しながらできていた問題を対していく。何がここまで著者を動かしたのか、よくわかなかったが行動したものだけが得る境地を知った。なぜか、負けるが勝ちの大阪じゃんけんを思いだした。最後に勝つために、余計なところで勝つんじゃなくて、相手にいい思いをさせておけばいい。今の私のさとり。

新聞社だけあってインタビュー数が半端ない。その中で有名どころのインタビュー。考え方が出てくるのがとても具体的でわかりやすく刺さる。