とりあえず1000冊読んでみる

人生の幅を広げるために1000冊読んでみる。軌跡を残すためのブログです。

399冊目:シニア企業は宝の山

元銀行員がパン屋を始めてわかったこと  村上孝博

元銀行員が60歳で退職。ハローワークに通う日々からあるきっかけで職業訓練校、そしてパン屋を始めることに。きっかけをつかむ過程から、マルシェで経験を積み、開業、そしてのれん分けを考えるまでの至る経緯を等身大で示してくれる。気負うことなく学ぶ気持ちと、飛び込んでいく勇気、起こることに感謝しつつ、そして決めたことをこつこつと取り組むことで、小さな成功をつかむことができる。

数億円儲けるのではなく、社会貢献と生きがいに重きを置くシニア企業ならではの企業あり方を示してくれた。自分自身に置き換えて、今はその時ではないが、その時が来たら情報はやってくるとこの本にも書いてあったが、その通りでいろいろな網を張ってその時を待てばいいとも思った。

とはいえ、いいものをしっかり作っているからこそ、SNSを駆使してマーケティングで売るより、商品を磨くことが大事とも改めて思った。