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459冊目:つながり続けるこども食堂

湯浅誠

 

私の住んでいる町内にも子供食堂はあったがいつのまにかなくなっていた。本当に短い間だった。子供食堂の実態ってどんなんだろう。定年後を見据えた時に私でも手伝えることはあるんだろうかと手に取った。

文中にも大半の人は子供食堂に来てみてそうだったんだと思うと書いてあったように、

私も子供食堂は貧困でご飯が食べれない子供を対象にしたものかと思っていたが、実際は子供食堂っていろんな人が来て、親のコミュニティになってたりする。貧困層だけ着てとすれば、周りを気にして子供も親も来れない。だったら誰でも来てくださいとして、本当に救いたい子供を救う。自然と子供の輪、親の輪ができ、子育て世代と地域を結び付ける場を提供するものとなっている。ここに行けば子供を見てくれるボランティアがおり、子供のことを気にせず子育ての悩みの相談や、何気ない会話ができ、忙しい親が元気になる。子供も子供で温かく見もってくれるボランティア、マンションでは下の階の人を気にしてどんどんできない、学校ではみんなに合わせないといけないなど、ここではそんなことを気にせず自分を出せる、安心の場となっている子供も多いという。

それがコロナで一番の強みの人とのつながりが否定され、一変。悩む主催者の苦悩が描かれている。それでもどうすれば子供が喜ぶのか、子供を助けることができるのか考えに考えて行動する様は頭が下がった。

私も人に貢献できる喜びを感じることができることを軸に今度の人生を考えたいもの。