とりあえず1000冊読んでみる

人生の幅を広げるために1000冊読んでみる。軌跡を残すためのブログです。

431冊目:発達障害の僕が輝ける場所を見つけられた理由

栗原類

モデルで俳優の栗原類さんの小さいころから俳優になってテレビにも出るようになるまでの話。栗原さんはADD、お母さんはADHDアメリカ在住時の小学生時代に診断を受ける。アメリカは発達障害への理解が進み、認定されれば保護される制度が整っている。栗原さんは物忘れが激しい。お母さんが口酸っぱく繰り返し注意することで時間がかかるができることが増え、モデル俳優へと育っていく。早くから本人に強みをとアメリカで住んだり、中学では日本人として生活するために戻ってきたりとお母さんの奮闘ぶりには頭が下がる。そこに精神科医のよりどころがあったのも大きい。

大変であったと思うが、大変ぶりを強調することなく、淡々と栗原さん自身の視点、お母さんの視点、精神科医の視点で客観的に書かれており、参考になった。