とりあえず1000冊読んでみる

人生の幅を広げるために1000冊読んでみる。軌跡を残すためのブログです。

407冊目:ゴミ人間

日本中から笑われた夢がある 西野亮廣

プペル天空のゴミ人間歌舞伎を見て、面白くてその勢いで読んだ。

ゴミ人間の絵本が映画を作ることを視野に書かれたこと、絵本を売るための仕掛け、そもそもこの絵本に出てくる煙突町が日本に漂う閉塞感を表していて、その中で天空の可能性を信じる少年が西野さん自身のことだとつながり、深いと思ったし、ただならぬ絵本だと思った。

今は、空を見上げる、上を目指す、世界一を目指す人がいなくなった。そんなことは無理と、あきらめた自分を肯定化するために夢を持つものをあきらめさせようとする、異端者とみなし攻撃する。みんな自分があきらめたものを目指す人がいるのは、自分がみじめになるから嫌なんだ。

見たのかよ。やってもないのに、努力もしないでダメなんて言うなと言っている。ガツンと胸を打たれた感じた。

絵本作家は、書くまでで、販売はお任せ。生まれた我が子を育てないでいいのか生んだものの責任だろうと、販売までやって作家か?守銭奴か?という人に攻撃され続けてきた西野さんの心意気が垣間見れた。

また、勝つために、自分が誰よりも努力する。細部にこだわるのは、本当に今の自分にかけているところと強く強く認識した。よかった。ありがとう。