とりあえず1000冊読んでみる

人生の幅を広げるために1000冊読んでみる。軌跡を残すためのブログです。

404冊目:週刊文春「危機突破」リーダー論

獲る、守る、稼ぐ 元週刊文春編集長新谷学さんの本。今は局長

以前に週刊文春がどんな考えで世の中にスクープを出しているのかを読んだことがあった。ファクトに徹底的にこだわり、ファクトをお金をかけて集め、集まった情報をフルスイングするとあり共感した。

この本は、新谷さんが編集長から局長になって現場から一段離れ、週刊文春をいかに守りながら、新しいこと、マネタライズにチャレンジしていくもの。BEAMSとのコラボなど、こんなこともやっているんやとうなるものも。文春がブランド化していく様も面白い。なんといっても、現場を離れ、現場に口出しせず、自分に何ができるかを考え、実行しているところはとても参考になった。リーダー論としてもしっかり読むことができた。最後に、編集局長としての仕事を紹介する。私も同じような立場。

①筋のいい戦略を立てる ②その内容について編集長としっかりと話合い、コンセンサスを得る③戦略を実現するうえで最適なチームを構想する④人事・実務面で社内調整と根回しをする⑤あとは編集長を信じて任せる⑥トラブルが起きたら出て行って収める。場合によっては自らが責任をとる。

呆れるほどのコストと腰が抜けるほどのリスクをとると、競争相手の参入への障壁を絶えることができる。