388冊目:戦後70年日本人の証言
文芸春秋編
56人の著名人が戦後70年を振り返った本。
最初は高倉健さん。健さんはどうしてそんなに強いの?に対して、生きるのに必死だったからですよ。僕は志があって俳優になったわけではない。思いもよらない変化をかいくぐりながら、出会った方々からの思いにこたえようと、ひたすらもがき続けてきた。やっぱり健さんはかっこがいい。
東京裁判でA級戦犯となった家族、昭和天皇の意、高度経済成長、東京五輪、新幹線。新幹線は速度制限通達に背いた、運転手の熱いで世界記録樹立、三島由紀夫さんの介錯人の話、横井正一さん、リクルート事件、キツネ目の男、バブル崩壊、孫さん等々、昭和を駆け巡る、歴史を再認識した、また新しい切り口でそうだったんだと感心するところも多く、一気に読めた。