379冊目:スクラップ・アンド・ビルド
羽田圭介の代表作
バス旅を好きで見ていて、いつか羽田さんの本を読みたいと思ってたが機会がなく、今回初めて読んだ。
簡単そうで難しい。最後まで本筋がわからなかった。88歳の祖父の行動、言葉、その心の中を読み、心を壊し楽にしてやろうと試みるが、祖父の普段と違う面が垣間見れたりで混乱していき、最後まで祖父を理解することなく幕を閉じる。
祖父の心を壊そうとして、混乱の中から孫が組成していくものととりあえず結論をつけたい。
というのも、転勤となり、私の頭も混乱し、しっかりと本を読める状況にない。
本が読めるかは心のバロメーター。あれもこれもやらなければならないと考えると本を読む気持ちになれない。こういう時こそ、逆に本を読んで心を整えるぐらいに達観したいもの。