374冊目:友情
小さいころからラグビーが好きで、当時の同志社、神戸製鋼の強さは圧巻で、その中で平尾さんのステップに魅了されていました。
山中教授は、私もマラソンをしますが、走ることを肯定してくれる大きな存在で、どちらも関西人ということもあり、応援している方々でした。
この本が出たときに、読みたい反面、友情を商用化されている感じがしたのとで、今まで読まずに来ましたが、たまたま図書館で見つけ時間があれば程度に感じてましたが、読み進めるうちに、平尾さんの闘病、それを応援する山中教授の二人の強さ、友情の深さに心打たれました。
平尾さんの早い死は残念としか言えませんが、出会って間がない、しかも40代で出会った二人がここまで心を通わせておられたのは率直にうらやましいと思いました。
私自身、会社外、学生時代の友人以外で親しくしている人が少なく、また出会いの場も持っていない状況に、これでいいのか一石を投じてくれる本でもありました。
ありがとうございました。